冠のマナーと作法 入園・入学祝い

入園・入学祝い

子どもにとっては、入園・入学は社会生活に旅立つ第一歩で、希望にあふれている一方、見知らぬ世界に踏み出す不安に揺れています。
入園は、家族以外の社会への第一歩であり、環境の変化や、初めての集団生活に、不安を感じる子どもたちも多いと思います。
祝い方もしきたりはなく、家族揃って、赤飯、尾頭つきの祝い膳を囲み祝福するのが、一番自然です。子どもの大好きな料理で揃えるのが、現代的な祝い膳といえるでしょう。
家族で遊園地や動物園に出かけ、帰りにレストランで食事するというような祝い方もあります。
その意味では、「入園・入学祝い」は、あくまでも内輪の慶事なのでしきたりもありません。
入園や入学のときはランドセルや通園バッグ、制服や学用品など準備しなければならない物はたくさんあります。
道具類は、学校によって規定があるので、贈る方は早めに両親と相談したほうがよいでしょう。

お祝いの品々

入園・入学祝いのお祝いの品々は、幼稚園入園、小学校入学、中学入学、高校入学、大学入学で、それぞれ違ってきます。身内を中心にごく親しい人たちの内祝いですので、両親の希望をあらかじめ聞いて、品物が重複しないようにします。

幼稚園入園

クレヨン、お絵かきノート、鉛筆、色紙、折り紙セット、絵本、図鑑、リュックサック

小学校入学

ランドセル、机、通学服、クレヨン、ノート、鉛筆、筆箱、鉛筆削りなどの文房具、バック類、目覚まし時計、図鑑、文具券、クオカード、シャツやセーター、ズボン、ブラウス

中学校・高校入学

高級ボールペン、万年筆、腕時計、CD、デジタルカメラ、辞書、辞典、事典類、クオカード、シャツ、セーター、ブラウスなどの衣類

大学入学

スーツ、ブレザー、ワンピース、一流のホテル、レストランの食事券、万能鍋、トースター、コーヒーメーカー、小型冷蔵庫、テレビ

表書きは「御入学(園)祝」

お祝いの品は、「御入園祝」、「祝御入園」、「御入学祝」「祝御入学」と表書きします。
大学入学の場合、中学入学、高校入学の場合は、「合格御祝」と表書きします。
熨斗をつけ、紅白蝶結びの水引をかけます。

入園・入学の服装

子供の服装

学校によって違うのですでに入学入園されている親御さんから聞いたほうが無難です。
指定制服の制服があれば問題ありませんが、ない場合は、色もデザインもシンプルで清潔感のある子どもらしい服装を選びましょう。
男の子は、スーツっぽい感じで上はシャツにネクタイを絞めて、上はベストをきたり、ジャケットをきたり、カーディガンをきたりなどが多いでしょう。下は半ズボンか長ズボンと言う服装が多いと思います。
女の子は、この位の年齢になると自我も出ていますし、好みもはっきりしてくると思います。誰かのお下がりは嫌だとか、着る服は自分で選びたいとか言ってくるお子さんもいると思います。大抵の場合にはワンピースや、ツーピースと言う様な新たまった感じの服装が多く、色も春らしいパステルカラーや、紺やグレーと言った服装が無難だと思います。
わざわざ入学式一回の為にスーツを購入するのは意外と勿体ないと思います。ですから七五三で使った物を着回したり、知人から借りたりして済ませるパターンも増えています。

親の服装

入園式・入学式の主役は子どもで、親は付き添いです。
母親の場合、春らしく明るいながら母親らしい落ち着きを感じさせるフォーマルなスーツ、それもダーク系の色をしたスーツかパステルカラー系の色をしたスーツ等が主流なのではないかと思います。
和服ならば色無地の紋付きや落ち着いた感じの訪問着や江戸小紋の紋付き、多色の小紋なら、それに黒無地の紋付き羽織あたりがふさわしいと思います。
無地のウールのスーツの衿元から、やわらかい絹のブラウスをのぞかせたものなど素敵ですし、無地またはそれに近いシンプルなワンピースに、ワンポイント華やかなアクセサリーでアクセントを付けるものいいでしょう。

父親の服装でふさわしいのはダークスーツや落ち着いた背広です。ネクタイで祝福を表現しましょう。

お祝いのお返し

「入園・入学祝い」は、身内で行いますので、お返しは原則としていりません。
口頭か電話でのお礼、または子供に礼状を書かせると自筆なのでより喜ばれます。
お返しをしたい場合は、「内祝」と表書きして、入学式から一週間以内に届けたほうが良いでしょう。

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