冠のマナーと作法 昇進・栄転祝い

昇進・栄転祝い

サラリーマンにとっては、部課長への昇進、支社長、営業所長への栄転など、昇進・栄転は人生飛躍の喜ばしい節目です。
どこの社会でも運・不運、浮き沈みはつきものです。浮く人があれば沈む人もあります。家族でお祝いするのは結構ですが、あまり目立つような態度は控えるべきでしょう。
同僚などが栄転した場合には金品や記念品を贈ることでお祝いとします。
人事異動といっても、左遷の場合もあります。どちらともいえない微妙なケースもあります。そんな場合は大げさにせず、部課単位でささやかな歓迎会をやればいいでしょう。
明らかに栄転でしたら、歓迎会と祝賀会を兼ねて有志が幹事役を努め、宴席を用意して全員出席して祝いたいものです。

個人的な祝い方

送別会などの席で、祝福と激励の言葉をかけると共に、お世話になった事へのお礼の言葉を、心をこめて贈りましょう。
世話になった人や直接の上司、親しい友人が昇進した場合には、気配りのきいた接し方を心がけます。地方へ転勤する場合には、引越しの手伝い、おにぎりや寿司など当日の差し入れなど、心のこもった祝い方です。荷物がなくなった引越し前夜に自宅に泊まってもらうことも考えられます。どの程度の気配りをするかは相手との関係によりますが、ゴマスリ、押し付けにならないように注意をしましょう。
目をかけていた後輩が昇進・栄転した場合、個人的に一席もうけて祝福するのもいいでしょう。

歓迎会、餞別は会社の慣例で

会社にとって人事異動は毎年のことですから、歓迎会をするにも、自然に会社の慣例というものができています。
地方へ転勤する場合、栄転祝いと送別を兼ねたものを贈りますが、贈りものは荷物にならないものを選びます。餞別として無難なものは現金ですが、単身赴任の場合、外国へ行く場合、短期の場合など、事情によって考慮します。
お餞別にお返しはいりませんが、転勤先に落ち着いたら、無事着任したあいさつと、前任中お世話になったお札とともに、お餞別に対するお礼のことばをのべます。
餞別は、特に親しい人、世話になった人の場合に贈り、それ以外は個人的には贈る必要はなく、所属部課全体で「同志一同」「課員一同」として慣例で決められた金額を分担して、記念品を贈る会社もあります。

昇進・栄転祝いのお祝いの品々

お祝いはやはり現金が無難ですが、品物を贈る場合、祝い酒がよく贈られます。鶴亀、寿、松竹梅などめでたい銘柄の日本酒があります。
お酒が好きな方にはビール、シャンパン、ワイン、ウイスキー、ブランデー、日本酒、焼酎などもいいでしょう。お祝いに相応しいものを選び、奥様と祝杯をどうぞと酒器や料亭の珍味などのおつまみも添えて贈れば気が利いています。

昇進のお祝い
表書き
 「御祝」
水 引
 のし付紅白蝶結び
贈る時期
 祝宴の席で
金 額
 五千〜三万円
栄転・転職のお祝い
表書き
 「御祝」、微妙なときで「御餞別」「寸志」
水 引
 のし付紅白蝶結び
贈る時期
 転勤祝いは早めに、退職祝いは送別会で
金 額
 五千〜三万円

お返しの代わりに礼状を

お返しは原則として不要です。転任の場合は、赴任と同時に挨拶状を関係者に送れるように用意をして、一筆お礼の言葉を添えて、礼状をかねた挨拶状を送ります。
個人的に餞別やお祝いをいただいた人には、赴任先の名産を送ったりします。

赴任先での挨拶

赴任先につきましたら、とりあえず隣近所に挨拶に回り石鹸やタオルを配るのが一般的です。社宅の場合には、それなりの慣習があることがありますので社宅団地内の適当な人に挨拶の仕方を確かめておくとよいでしょう。

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