婚のマナーと作法 洋風披露宴

洋風披露宴

ホテルや式場などで開かれる一般的な披露宴形式で、食事はディナー形式、フルコースがあります。

席次

会場のメインテーブルの中央に、金屏風を背にして右側に新郎、左側に新婦が並び、新郎の右隣に媒酌人、新婦の左隣に媒酌人夫人が座ります。丸テーブルの場合と長テーブルの場合とありますが、メインテーブルの中央に近いテーブルが上座で、各テーブルの席次も、メインテーブル中央に近い席が上座です。新郎新婦の家族は末席で、両親が最末席となります。

洋風披露宴の席次

式次第

一.招待客の出迎えと入場

開宴の少し前に、新郎新婦、媒酌人夫婦、両家の両親が宴会場入口付近、金屏風の前に並んで招待客を待ちます。並び方は新郎新婦、媒酌人夫婦、両親がはさむ形になります。控室で待機していた招待客は、定刻になりますと会場係が案内をしますので会場へ移動して出迎えの新郎新婦、媒酌人、両親に挨拶をして入場します。挨拶は手短に、にこやかに目礼する程度です。

招待客の出迎え

入場しましたら、受付でいただいた席次表どおりに着席します。テーブルの上にも名札が置かれています。

二.新郎新婦入場

全員が着席したら、ウェディングマーチとともに、媒酌人夫婦に導かれて新郎新婦が入場します。列席者は拍手で迎えます。

三.開園の挨拶

新郎新婦、媒酌人夫婦が着席し、会場が静まったら、司会者が簡単な自己紹介のあと、開宴の挨拶を述べます。

四.媒酌人の挨拶

媒酌人が婚儀の無事終了を報告、二人の略歴、家族、二人のなれそめなどを紹介して、今後の指導と支援を願うのが基本的な挨拶です。頼まれ仲人は、実質的な仲人を紹介する心づかいがあるとなお良いでしょう。この間、媒酌人夫人、新郎新婦、両親は起立するのが礼儀です。

五.主賓の祝辞

主賓が代表して祝辞を述べます。新郎側、新婦側それぞれ一人づつ祝辞を述べることもあります。新郎新婦、両親は起立して挨拶を受けるが、主賓が「どうぞ。おかけください」と勧めたら着席します。祝辞が終わりましたら起立して一礼します。

六.乾杯

あらかじめ列席者のグラスにシャンパンが注がれていますので、一同起立して来賓の音頭で乾杯します。乾杯の音頭役は、祝辞を述べた主賓の次席にあたる人か年長者に依頼します。媒酌人が音頭をとることもあります。

七.ウェディングケーキ入刀

新郎新婦がケーキにナイフを入れます。ナイフを持つ新婦の右手に新郎が右手を軽く重ねます。この際、司会者は「切る」などの忌み言葉は避けて、「ケーキにナイフを入れる」と言います。
なお、このとき指輪交換や婚姻届の署名捺印をすることもあります。

八.食事の開始と色直し

儀式は一段落として食事と歓談に移ります。この間を利用して、新婦は媒酌人夫人に伴われて色直しのために席を立ち、列席者に軽く目礼してから退席します。新郎も色直しするときは一緒に退席します。二十分以内に会場に戻るようにします。
色直しは前にも述べましたとおり、本来の聖俗、陰陽の趣旨から言えば一回ですが、最近では二回以上行なうことが増えました。その場合、来賓の祝辞の切れ目を利用して、祝辞中には退席しないようにします。
色直しをして再入場した新郎新婦は、ここで各テーブルへのキャンドルサービスを行なうことが多くなりました。

九.祝電の披露

色直しのため新婦が退席している間は、来賓の祝辞を依頼するのは失礼ですから、この間を利用して祝電を披露します。
祝電はオリジナルなものを中心に披露しますが、新郎新婦に親しい人、重要な人のものはとりあげます。数が多いときや同じような内容の電文は代表的なものだけを披露し、あとは氏名と新郎新婦との関係を披露します。新郎側、新婦側を同数にするのが原則です。

十.来賓の祝辞と余興

色直しが終わって新郎新婦が戻ってきましたら、司会者は来賓に祝辞を求めます。祝辞をする来賓の数は両家のバランスを考えて、地位や年齢順にするのが慣例です。雰囲気を盛り上げるために、祝辞の間に余興を入れて変化をつけます。

十一.花束贈呈

新郎、新婦がそれぞれ相手方の両親に感謝の気持ちをこめて花束を贈ります。ただし、花束贈呈を嫌う両親も少なくありませんので、前もって相談しておきましょう。
最近は、両親への花束贈呈に先立って、新郎新婦に花束贈呈が行なわれることもあります。その場合、新郎には新婦の姪、新婦には新郎の甥というように幼児によって贈られます。

十二.両家の謝辞

両家の代表がお礼の言葉を述べます。新郎の父親が述べるのが慣例ですが、新婦の父親または母親でもかまいません。事前に両家が話し合って決めればいいでしょう。
新郎新婦、親達は、この間起立します。

十三.新郎新婦の謝辞

以前はなく、近年行なわれるようになりましたが、今日でも省略されることもあります。新郎が代表して述べる場合が多く、新婦が一言添えることもあります。簡潔に感謝を表わし、今後の指導、支援を願うのが基本的パターンです。この間、媒酌人夫婦、両親は起立します。

十四.閉宴の挨拶

司会者が閉宴の言葉を述べ、最後に謝意に表わす際、新郎新婦、媒酌人夫婦、両親も起立して一礼をします。司会者は「終わる」「閉じる」という忌み言葉を避け、お開きにする」といいます。

十五.招待客の退場と見送り

新郎新婦、媒酌人夫婦、両親は、出迎えのときと同じように出口付近に並び、退場する招待客一人一人に頭を下げて見送ります。混乱を避けるために挨拶は手短にしましょう。目礼でもいいでしょう。

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