婚のマナーと作法 新生活のスタート

新生活のスタート

新婚旅行から帰ってきましたら、いよいよ二人だけの新生活がスタートします。スタートにあたって、まずやっておくべきことは、住民登録であり、挨拶回りです。また、結婚祝いのお返しも考えなければなりません。結婚通知状も発送しなければなりません。
取りあえずやっておくべきとことを記します。

住民登録は十四日以内まで

住民登録は、新しい居住地での選挙権、市町村民としてのさまざまな権利を得るために必要不可欠です。登録の期限は、転居、転入の日から十四日以内と定められ、期限を過ぎると罰金を科せらるので気をつけましょう。
まず結婚前に転居届を必ず出して、転居証明書をもらっておき、新住所に移りましたら、新居の所在地の役場に転出証明書を提出して転入届の手続きをします。
新婦が新郎の家に移るときは、新婦だけが転出届を出して結婚後に転入届の手続きをします。新郎新婦が独立して新居を構える場合は、二人とも挙式前に転出届を提出しておきます。

挨拶回り

新婚旅行から帰ってきてからの挨拶回り先は、新郎新婦の実家、仲人、隣近所、主な来賓、職場、司会者などの世話役が対象になります。

実家への挨拶

新婚旅行から、帰りましたら、双方の両親に取りあえず無事に帰ったことを電話報告して、あらためて土産を持って挨拶に行きます。夫の実家には、「ただいま、帰りました。末長くよろしくお願いします」と、身内としての自覚を見せます。土産は、親のほか家族一人一人にも贈るのが慣わしです。できるだけ早い機会に、二人揃って元気な姿を見せます。実家が遠隔地の場合は、とりあえず電話で挨拶して、あらためて手紙を出します。
主な親戚、来賓に迎えた恩師などの大切な方への挨拶も、実家への挨拶に準じます。

初里帰り

里帰りは、結婚後、嫁が生家にいくことで、昔は、農家の場合、数年にわたって長期の里帰りをし、実家の手伝をしました。滞在期間は、嫁ぎ先と生家と半々でした。武家の場合は、夫の家に所属するという意図が強く、長期の里帰りは少なく、その代わり、嫁入りから三日目または五日目に、妻が実家を訪問し滞在する初里帰りの儀式が定着しました。この際、初婿入りの式も兼ねて、夫婦揃って妻の実家を訪ねて、妻側の親族に紹介することも行なわれたこともありました。初里帰りの日取り、贈答の品物などは地方によってさまざまです。
最近は、特に初里帰りと意識せずに、金曜日から土曜日、日曜日にかけて夫婦揃って妻の実家に泊まってくつろぐケースも増えています。

仲人への挨拶

仲人(媒酌人)には、今後、指導を受ける立場にあり、ずっと付き合いが続くことになりますので、夫婦揃って仲人宅に土産を持って挨拶にうかがいます。新婚旅行から帰った当日、仲人宅に丁重な電話報告をして、その際に先方の都合のよい日時を決めます。旅行後二、三日以内に訪ねるようにします。仲人が職場の上司であっても、職場で挨拶さうるのは礼に失するので、自宅へうかがうようにします。服装は失礼にならない程度に改まった感じがいいでしょう。

中元・歳暮を贈る期間

仲人とは今後のお付き合いもありますので、中元と歳暮に、年に二回はご機嫌伺いをするのが一般的な習慣です。さて、中元、歳暮の挨拶はいつまで続けるのか。仲人への中元、歳暮は三年まで、というまことしなやかな説がありますが、これは根拠のない俗説にすぎません。仲人との付き合いは、形式的な仲人ならともかく、一般的には三年くらいでは途切れません。三年でぷつんとやめると、かえって人間性を疑われかねないので、実家と相談して決めるのいいでしょう。今年で打ち切りにしたいときは、挨拶の言葉に、「これまでの五年間、本当にお世話になりました。」とさりげまく付け加えます。なお、仲人側としては、三年と区切る俗説がある口実に、三年経過していたら、「どうも、もうご心配なく」と辞退するのが、若い夫婦への思いやりです。

職場への挨拶

結婚休暇後、初めて出社した日に、直属の上司、続いて先輩、同僚に、「休暇中はご迷惑をかけました」と、はっきりと挨拶します。土産は旅行先の土地の銘菓を「皆さんでどうぞ」と、課全員に食べてもらう形にする程度です。
女性の場合、会社で今までどおり旧姓を使うのか、新しい姓にするのかを上司に報告することです。
なお、特に世話になった上司には、とりあえず電話かはがきでお礼を述べて、あらためて休日に夫婦揃って挨拶にうかがうようにします。

司会者、世話役への挨拶

司会者をはじめ、裏方として世話役を務めていただいた人たちには、旅行から帰りましたら、電話もしくはハガキでお礼を述べます。世話役は新しい友人や親戚の若い人たちが多いので、訪問するのはかえって固苦しい感じがしますので、後日、新居に招待するようにします。
現金で謝礼をすると、かえって「水臭い」と不快感を与えるかもしれませんので、何か記念品を贈るといいでしょう。ただ司会者には、人一倍苦労をかけたので、けじめとして現金で謝礼してもかまいません。表書きは「御礼」もしくは「寿」。
気をつけたいのは、世話役が現金の立て替えをしてくれることがあるので、必ず確認して清算します。特に写真撮影を頼んで場合、フイルム代、現像、紙焼き代などの実費の清算を忘れないことです。

隣近所への挨拶

原則的には、夫婦二人揃って帰ってきてから一両日中に隣近所への挨拶をします。
いずれかの両親と同居する場合は、親同様の隣近所付き合いとなります。姑が嫁を連れて向こう三軒両隣を回ることがあります。地方によって風習が違うこともあるので、何処を回るかを含めて、姑と相談しておきます。
マンション、アパートなどに独立して新居構える場合には、両隣、階下、向かい、そして管理人に二人揃って挨拶に行きます。共働きの場合、留守がちで郵便物、小包などを預かってもらうなど世話になることが大井ので、揃って挨拶したほうがいいでしょう。
この場合、玄関先で失礼することです。
挨拶の際、名刺に添えて、手拭い、タオル、ハガキ、菓子折などを持参します。

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