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【 初誕生日祝い 】

誕生餅で祝う風習

 日本には誕生日を祝う風習はもともとありません。「初誕生祝い」の風習は昔から全国的にありました。生後満一年の初誕生日のことを「むかれどき」「むかれつき」(東北・信越)「むかわり(九州)などと呼びます。満一年の頃ヨチヨチ歩きするので、「歩き祝い」ともいい、誕生餅をついて祝う風習が全国的にあり、「餅誕生」という呼び名もありました。誕生餅を背負わせ歩かせるので、この餅のことを「力餅」「立ち餅」「立ったり餅」と呼びました。しかしあまり遠くまで歩くと、成人してから親元を離れるという迷信からわざわざ倒したので、「ぶっ倒し餅」ともいわれました。また餅を踏ませる地方もあり、「餅踏み」とも呼ばれました。いずれにしても、健康で力強い子に育ってほしいという願いが込められていることがわかります。

「初誕生祝い」は、無事に生後一年を迎えたことを感謝し、健やかに成長することを願って行なうお祝いの行事で、それは今も昔も変わりません。

形式にこだわらず新しい演出を

 昔は、餅をついて近所に配り、双方の祖父母、親戚、仲人、ごく親しい人を招いて、赤飯に鯛の尾頭つきの祝い膳で盛大に祝いましたが、バースディケーキにろうそくを一本立て、内輪に祝うことが多くなったようです。家族だけで祝うことも増えました。

 楽しい食事のあと、生後一年のあいだの写真やビデオなど、成長の記録を披露する新しい演出も多くなりました。

お祝いの品々

「初誕生としては特にきまりはありません。赤ちゃんを中心に考えて、おもちゃ、衣類、靴、歩行器など実用品がいいでしょう。ケーキ、菓子類もよいが現金もばああいによっては喜ばれます。

 欧米では、両親や祖父母が「初誕生」から毎年誕生日に、同じタイプの銀のスプーンや食器を贈り続けて、やがて一式そろえるという風習があります。

 ◇表書きは「御祝」
 お祝いを贈るときには、のしをつけ、紅白蝶結びの水引をかけて、「御祝」と表書きをします。

お返しは無用

「初誕生祝い」に招待した人に対しては、お返しはしません。お祝い当日の写真を送るのは、お祝いへの感謝の思いがこもって喜ばれるでしょう。

 招待しない人からもらいましたら、半額程度のお返しを一週間以内にします。