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遺骨からダイヤモンド
 

【 打ち合わせの手順 】

 身近な者が死ぬということは、一生のうち何回もあるもではありません。葬儀の段取りやしきたりを知らないのが普通で、遺族は動転するのはあたり前です。葬儀を滞りなく行なうには準備が必要なので、遺族中心に、近親者、友人、知人、近所の人の協力を得て、手順よくひとつひとつ決めていかなければなりません。


形式を決める

 葬儀の形式は、宗教によって違います。仏式、神式、キリスト教式、無宗教式などあります。仏式にも宗派によって違いがあります。キリスト教式にもプロテスタントとカトリックとでは違います。そこでまず、形式をを決めます。

 故人の生前からの指定があれば、それに従いますが特に指定がない場合は、故人が信仰していた宗教宗派の形式に従います。しかし、最近は無信仰の人も多くなりましたが、生家の宗教宗派に従うのが自然でしょう。

 自分の家が属する寺院や神社、教会は、あらかじめ確認しておくことです。


喪主を決める

 喪主は、葬礼における当主のことで、葬儀のすべてを決める最高責任者です。故人に代わって弔問を受ける立場にありますので、できるだけ早くに決める必要があります。

 戦前は一家の主人が死ぬと長男が喪主となりましたが、今では故人に最もかかわりの深い人が喪主になるのが一般的です。

 夫が死んだら、その配偶者が喪主に、配偶者がすでにいなければ、子供が喪主になります。長男、次男、三男・・・・の順になります。配偶者がいても病気だったり老齢の場合には、子供が喪主になってもかまいません。喪主になる子供が幼ければ後見人をつけます。子供がない場合は、故人の親が、子も親もいない場合はには兄弟姉妹が喪主となります。

 家族がいない場合は、故人と最も血のつながりの濃い方が喪主になります。


世話役を決める

 葬儀には、いろいろなしきたりがあり、いちいち喪主が関わっていましたら、弔問客の対応に専念できまえん。すべてを任せて葬儀を取り仕切ってくれる世話役を決めます。

 世話役代表には、世事に通じていて人格円満、統率力と行動力のある長老になっていただき、ほかの世話役、例えば受付係、会計係、接待係など、適性を見ながら必要に応じて人選してもらいます。

 隣近所の人が手伝いを申し出てくれましたら、遠慮なくお願いします。不必要ならば丁重に断わります。

 世話役は胸にリボンなど付けて、はっきりわかるようにするといいでしょう。


日程を決める

 喪主は、世話役や親族と相談して通夜、葬儀の日時を決めます。一般的には、死亡当日に納棺、翌日に通夜、翌々日に葬儀、告別式です。時間的には、通夜が午後七時より、葬儀告別式が午前十時より、というのが普通です。地域によっては、葬儀と告別式が別に行なわれます。

 死亡が朝なら、その夜が通夜、翌日が葬儀となることもあります。

 関係者への手配、家族や遠方に住む参列者の都合、火葬場の都合によって、適切な日時にすることができます。

「友引」の日には死者が友を招き、「丑寅」の日には同じ不幸が続くという迷信もあります。もちろん根拠はありませんが、故人に近い人に縁起をかついて嫌がる人がいますので、これらの日が避けられることが多いようです。現実に火葬場や葬祭場の中には、「友引」に休む例もあります。


会場を決める

 通夜から葬儀まで、自宅で行なわれる場合も少なくありませんが、団地、マンション、アパートに住む人は、自宅ではスペースが狭くて無理な場合もあります。葬儀の規模が大きい場合もあります。そんな場合、寺社、教会、葬祭場、公民館、団地などの集会場など借りて行います。

 参列者のことを考慮して、できるだけ自宅から近い会場を選ぶことです。


寺社、教会への依頼

●仏式の場合
 先祖代々の菩提寺が近くにあって、菩提寺で葬儀を行ないたい場合、葬儀は斎場で行なうが菩提寺んぽ住職に依頼したい場合には、すぐに住職に知らせます。式次第、戒名などの細かい打ち合わせが必要ですので、直接訪ねたほうがいいでしょう。

 菩提寺が遠い場合も住職に連絡をします。住職が来られないときは、近くの同じ宗派の寺院を紹介しいてもらいます。宗派の本山や宗務所に電話連絡して近くの同じ宗派の寺院を紹介してもらうこともできます。

 菩提寺以外の寺院で葬儀を行なう場合は、俗名で後日、菩提寺で戒名をつけていただきます。

 宗派の違う寺院だと、戒名のつけ方も違いますので、場合によっては菩提寺に葬れなくなることもありますので、同じ宗派の寺院を選ぶことが大事です。

●神式の場合
 神式の葬儀は、神社ではなく自宅か斎場もしくは公民館で行なわれます。故人が氏子だった氏神に依頼するのが原則ですが、氏子でなくてもたいていは引き受けてくれます。神官に相談します。神式では、斎主、副斎主、楽員などの委託、葬具、祭具の手配などが必要ですので、できるだけ早く依頼します。

●キリスト教
 プロテスタント、カトリックそれぞれに宗派がありますが、カトリック系の教会は、原則として信者に対してしか葬儀は行なわれないが、プロテスタントの教会では、信者であるなしにかかわらず葬儀をしてくれます。

 臨終の際に、司祭や牧師が立ち会いますので、そのとき取りあえずお願いして、葬儀の日程が決まりましたら、正式に依頼します。


葬儀社を決める

 前もって互助会に入会している場合には、連絡すれば一切仕切ってくれます。故人の勤務先の組合に葬祭契約があれば、少ない予算でできるので確認します。質素に予算をかけずに済ませたいときは、町内会の世話人に相談します。また、区民葬などありますので、市区町村の民生課に問い合わせと相談にのっていただけます。

 しかし、葬儀の準備や信仰は特殊なので、一般の人では手に負えません。プロに依頼したほうが無難です。葬儀のためのプロが葬儀社です。葬儀社に依頼すれば、宗教宗派に合わせて万事をスムーズにやってくれます。通夜から納棺、祭壇の飾りつけ、火葬場への連絡、霊柩車の手配はもちろん、葬儀に必要な一切を引き受けてくれます。

●葬儀社の選び方
 どの葬儀社を選ぶかは、まず経験豊かな町内会の長老や世話人に相談すればいいでしょう。評判の良い葬儀社を教えてくれます。目安としては、葬祭共同組合や冠婚葬祭協会の加盟店であればまず安心できます。市区町村役場でも指定の業者を紹介してくれます。病院、寺院、教会の指定業者もあります。

 葬儀社が決まりましたら、葬儀社に連絡して、形式、日時、場所の確認、そして最も大切な費用の打ち合わせをします。打ち合わせは、喪主と世話人代表が行ない、希望があればはっきりと伝えることです。必ず見積もり、明細書を取るようにします。信用できる葬儀社ならば出してくれます。

●葬儀料金と別途料金
 葬儀料金はセット料金となっていて、一号、二号などランクに分かれています。例えば、下から三十万円から上は三百万円までと、棺などの材質、祭壇の幅、段数、飾り付けの内容などの違いによりセット料金が数段階に設定されています。予算に合わせて選べるようになっています。

 葬儀社は、葬儀に必要なあらゆる用具、用品の用意、死亡届から花輪まで、必要な手配、葬儀の司会など葬儀に関する代行をすべて代行してくれますが、セット料金に入らぬ別途料金があります。

 セット料金に含まれるのは、祭壇と飾り付け一式、棺、納棺付帯品一式、蜀台用具、焼香用具一式、納骨の用意、各種記録帳などです。

 遺体用ドライアイス、生花、花輪、籠盛、霊柩車、タクシー、バス、会葬礼状、返礼品、遺影写真、火葬料などは別料金です。

 これらのものがセット料金に含まれるのか、別料金になるかは、葬儀社によって多少の違いがありますので、打ち合わせの際に、はっきりと確認しておきます。不明確だと支払いのときにトラブルの原因となります。


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